立花隆 次世代へのメッセージ  香月泰男「1945」

ETV特集 立花隆 次世代へのメッセージ~わが原点の広島・長崎から~ を観た。

b0168830_18441100.jpg




見ているうち、画家の香月泰男の名前が出てきてびっくり。
香月泰男は自身のシベリア抑留をテーマにした「シベリアシリーズ」で知られる。

b0168830_0465885.jpg


b0168830_0445914.jpg



まだ20代で無名の駆け出しのルポライター時代、10日間かけて香月のシベリア抑留の体験を聞き取りして本にした。
「本に私の名前は出てはいないけれども、あれは私の最初の本なんですよ。そういう意味ではすごく大きな恩義があるんです。」と立花氏。

『黒い屍体によって日本人は戦争の被害者意識を持つことができた。
みんな口をそろえてノーモア・ヒロシマを叫んだ。
まるで原爆以外の戦争はなかったみたいだと私は思った。
私にはどうもよくわからない。あの赤い屍体はどう語ればいいのだろう。
赤い屍体の責任はだれがどうとればいいのか。
再び赤い屍体を生み出さないためにはどうすればいいのか。
だが、これだけは言える。
戦争の本質への深い洞察も真の反戦運動も黒い屍体からではなく、
赤い屍体からうまれでなければならない。』・・・・・・・・・・・・・香月泰男「わたしのシベリヤ」から



b0168830_186498.jpg




以前沖縄に行ったとき、夫さんと「原爆の図を展示している美術館に行った。
夫さんはあまり絵を見ようとしなかった。
それはつらい絵だからだけではなく、たぶん「黒い屍体」からのみの視点の絵だったからだ。
夫さんはそういう人だった。
狭い私の視野を広くしてくれた人だった。


また行かなければいけない美術館が増えた。
「1945」(赤い屍体)がある、山口県立美術館。
また、香月泰男のシベリアシリーズの後の、母子像や、故郷三隅の風景、子どものおもちゃなどがある「香月泰男美術館」も訪ねたい。
香月を通して人の生き方を学べるに違いない。
[PR]
by kzmblog | 2015-02-18 17:23 | TV・映画 | Comments(0)