今日は通院日だったので、病休をとって午後二時すぎから札幌に向かった。
横殴りの吹雪ですぐ大渋滞。
一本道なので、仕方なくそのまま少しずつ前進していった。
渋滞していたのは、札幌大橋の上で大きな交通事故があり、片側交互通行になっていたからだった。
吹雪の中警察官が誘導してくれていた。
車三台の大きな事故だった。
パトカー、救急車、消防の救助工作車、レスキュー隊が来ていて、まだ閉じ込められている真ん中の小型トラックの運転手を助けようとしていた。この吹雪の中で。
この橋はとても危険だ。
今年だけでももう三回こんな事故を見かけた。
帰宅するのに二時間半かかったこともある。
前回もこんな吹雪で、警察官が真っ白になりながら誘導してくれた。仕事とはいえ、感謝。
夫さんの事故の日は、5月の晴れた日だったけれど、現場が遠かったので警察の人たちも大変だったろう。
私にはとても気を使ってよくしてくれた。
ゆっくりと事故車の横を通りつつ、運転席にまだ閉じ込められている人の無事を願った。
直後また事故現場に遭遇。
ラジオをつけると、橋の上の事故、次の事故、そしてさっき出てきた職場の近くでも事故があったらしいことを伝えていた。
予約時間を大幅遅刻して病院に到着。途中で電話していたので先生は待っていてくれた。
吹雪く日は私の帰宅を待っていた夫さんは気が気がじゃなかった。
私は渋滞で暇なので、携帯で「今、すっごい吹雪~。時間かかりそう」などとますます心配かけることを言い、ますます一人待つ夫さんを心配させ。
帰宅するなり「うっは~。もう真っ白でね、死ぬかと思った!」と言う私に
「心配でたまらないからそんなこと言うんじゃない。。」と言う夫さん。反省。
朝の「行ってらっしゃい」から誰ともしゃべらず、ただ私を待っていた夫さん。
私は仕事の忙しさから、帰るコールさえ時折忘れていた。
待つ人がいてくれて、お帰りを言ってくれて、心配してくれる人がいて。
そんな日々が本当にかけがえのないありがたいことなのだと知った。
今はとても懐かしい。